サンタクロースの由来

今日から一気に寒くなり段々とクリスマスシーズンが近づいて来ている実感が湧いて来ました。

さて、クリスマスといえばサンタクロース。

皆さんサンタクロースの由来はご存知でしょうか?

サンタクロースの起源は4世紀ごろ、現在のトルコのミュラの司祭だった『聖ニコラス』がモデルだと言われています。このセント・ニコラスをオランダ語で言うと…「シンター・クラース」というのですが、これがなまって「サンタクロース」と言われるようになったと言われています。

聖ニコラスはトルコの裕福な家庭に育ち、困っている人や貧しい人を助け、自分の持ち物を惜しまず与えていた優しい人でした。あるとき、貧しさのために娘を嫁がせられず、身売りさせようとしている家の存在を知り可哀想に思ったニコラスは、その家の煙突から金貨を投げ入れました。その金貨は暖炉のそばに干していた靴下の中に入って、そのお金で娘は救われ、後に結婚することができました。クリスマスに靴下の中にプレゼントを入れる風習も、これが由来とされています。
では、なぜクリスマス=サンタクロースになってのか?

聖ニコラスの命日は12月6日で、18世紀に北米に移住したオランダ人たちにこの伝説が伝えられ、子供たちにプレゼントや贈り物をする習慣が広まっていきました。そこへ、『生まれたばかりのキリストに三賢者が贈り物を持ってベトレへムを訪れた』という伝説と結びつき、クリスチャンの多いアメリカ全土で「クリスマスにはサンタクロースがプレゼントを贈る」という習慣として広まったと言われています。

あとドイツを中心に広まった聖ニコラスの伝説の中ではブラックサンタなるものも登場するようで、このクネヒト・ループヒレト(KnechtRuprecht)は聖ニコラウスが連れて歩く天使と悪魔のうちの悪魔の方で、よい子には天使がお菓子類やおもちゃを、悪い子には悪魔が石炭やジャガイをプレゼントすると言い伝えられているようです。